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聴いて、選択できる子

幼稚園で、わらべうたの先生を招いて、親子の集いがありました。
東京こども図書館にて、わらべうたの講座を担当されていらっしゃる先生です。

まず、挨拶。
口を揃えて元気よく言おうとした園児に、
「きれいな声で、どならないでご挨拶しましょ。おとなりの人に聞こえるくらいの声で。」と、先生。
「その方が、気持ちがいいでしょ。」と。
「大きな声を出したり、行進のように歩くことが元気のあることだと、かんちがいしてしまっているんですね。」

確かに、「せんせー、おはよーございます」では、ただ抑揚をつけて言ってるだけ、ですものね。

幼稚園に長年お勤めだった先生。
わらべうたを歌いながら、
「大人がやってあげないで。自分でできるでしょ。」
と、声をかけます。

先生が話そうとしているのに、まだ話をしているとき。
「今、私が話しているのが聞こえなくなっちゃうでしょ。そういうときは、黙って聴いて。」
声を荒げるでもない、でも、ご機嫌とりでもない。
静かな声で、要点だけをしっかり伝える。

子どもたちは、一度言われると、ハッと気づき、できるようになります。
「子どもはできるんです。それなのに、大声で言ったり、マイクを使って『静かにしなさい』と言わないと、静かにならないと思ってしまっている。ちがうんですね。」

「二人組みになって。・・・一人になっても、いいんです。そのときは、一人でやって。次に、誰と組もうかな、と考えればいい。大人が二人組に手をつながせなくていい。」

わらべうたを歌いながら、手をつないだり、耳やからだをさわりっこしたり、おんぶのようにふれあったり。
「中途半端にさわらないで、しっかり手をつないで。」


♪おーちゃを のーみに きませんか(大勢が手をつないで輪になり、反時計回り。一人は、その輪の内側にいて、時計回りし、大勢の中から一人を選ぶ。)
 ありがとう(互いにおじぎ)
 いろいろおせわになりました(両手をつないで、1回転半回る。これで役割交代。)
 はい さようなら(互いにおじぎ)


子どもたちは、よく見、よく聴いて、自分は何をするのかを選びとっていく。

「聴かないと、歌えない。だから、子どもたちは、よく聴いているんですね。」

「叱ることも大事。癒しばかりで、叱ったら傷つける、というのが流行ったこともありましたが、小さな傷はいいんです。修復できる。叱られずにいて、将来、叱られたら、その人をうらんだり、ひきこもってしまったりする方がこわい。
叱ることと、誉めることの両方ないと。
叱るときは、人格を傷つけてはだめ。この子はこういう子だからだめなんだ、というのはいけない。
その行動を叱る。」

「『学校に行きたくない』と子どもが言ったときは、『なにかあったの?』と聴いてあげればいい。そうやってキャッチボールをする中で、行きたくないと思っていたことが、だんだん小さくなっていく。
それなのに、『行きたくないなら、行かなくていい』では、修復できず、それが、どんどん大きくなってしまう。」

大切なことを、たくさん教えていただきました。
よく聴いて、自分で選びとる。
スキンシップをする。
話のキャッチボールをする。

子育てに感じていた日常のもやもや。
お話を伺う中で、すぅーっと、霧が晴れていきました。
私自身も、聴くことを通して、自分と対話ができたのですね。






Comment

NoTitle 

素晴らしい集いでしたね。
私も参加したかったです☆
  • posted by みちこ 
  • URL 
  • 2012.10/17 07:43分 
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みちこ様 

はい、とってもよかったです!!
園長先生が、お話会やわらべうたなどにも研究熱心なので、今回もいらしていただけたようです。
人として生きる、根源的で大切ことを、わらべうたを基として、教えていただきました。
もし、東京こども図書館に行かれることがありましたら、わらべうた講座で、お会いできるかもしれません。
  • posted by はあと・ちゃくら 
  • URL 
  • 2012.10/17 10:19分 
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NoTitle 

深いですね。
わらべ歌を習うのではなく、わらべ歌を通して子供とのかかわり方を学べたのですね。
なるほどって思えることが沢山ありました。
教えていただけてありがとうございました♪
  • posted by sachi 
  • URL 
  • 2012.10/17 19:29分 
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sachi様 

本当に、深いですねぇ。
こちらこそ、読んでいただいて、有難うございました。
昔から伝えられてきた、昔話やわらべうたって、深層心理学的に見ても、ふか~い意味があるそうです。
人間にとって、重要だったからこそ、語り継がれ、歌い継がれてきたのでしょうね。
  • posted by はあと・ちゃくら 
  • URL 
  • 2012.10/18 10:38分 
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RIN・・・中1の娘
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私・・・心と身体に良いものに興味があります。アートセラピスト、ドリームセラピストでもあります。

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