Entries

『博士の愛した数式』

今の仕事は、パート勤務なのに常勤並みの労働時間で、
しかも待遇面が劣悪なのですが、
唯一、パート職だけ、子どもが夏休みの間、かなり休みをいただけます。
学童保育に入れないので、その分ここで配慮してもらっています。
たまりにたまった時間外労働を、賃金で支払えない分、休みで消化して、ということでもありますが。
今日は、午後から出勤。今週から、本格的に仕事始動です☆

夏休みの間、子どもたちは他のお友だちとも遊べず、
ちょっとしたことで小さな口ゲンカをし出します。
でも、面白かったのが、RONのひとこと。

明るい声で、
「り~ん~ちゃん。・・・・・・・ばか。」

これには、私もRINとふたりで大笑い。
「ふつう、『り~ん~ちゃん』って言ったら、次は『あ~そ~ぼ』とかだよね~。」
RONて、意図しないで、こういうおとぼけが言えちゃいます^^

狭い部屋が、3人居るだけで、余計に狭く感じた夏休み。
そんなRINRONも、
昨日からふたりでお泊りです。(祖父母宅に1週間)


閉塞的な部屋から抜け出て、
そして唯一ひとりになれる時間。
それが、バレエの待ち時間です^^
土曜なので、RONも夫にお任せ。

この夏、その時間を利用して読んだ本。

DSCF4234.jpg
新潮社 刊

私は数学の面白さがわからないので、常々どうして数学がおもしろいのか、その謎を解きたいと思っています。
この小説をちょっと手に取ったところ、
たちまちその内容に惹きこまれてしまいました。

お気に入りの1頁より。

「さあ、思い浮かべてごらん。梢に小鳥が一羽とまっている。澄んだ声でさえずる鳥だ。くちばしは愛らしく、羽根にはきれいな模様がある。思わず見惚れて、ふっと息をした瞬間、小鳥は飛び去る。もはや梢には影さえ残っていない。ただ枯葉が揺れているだけだ」
 本当にたった今、小鳥が飛び去っていったかのように、博士は中庭の暗がりを指差した。雨に濡れ、闇は一層濃くなっていた。
「1-1=0
 美しいと思わないかい?」


「信州でゆったり過ごしながら 賢い子どもを育てよう」のみなみのままさんのブログで知り、
始めた「どんぐり倶楽部」も、同じことが言いたいのでは、と感じました。
たくさんの量をこなすのではなく、計算の速さを競うのではなく、
ただ一問を、じっくり、ゆっくり、丁寧に。
すぐに式を出すのではなく、イメージを大切に絵に描いて。

小川 洋子さんの本を読んだのは初めてですが、また別の本も読んでみたくなりました。

そして、主人公、博士のように、
畏敬の念を抱いて、数や、周りの事物と接していきたい・・・・・・
そう感じた1冊でした。

Comment

NoTitle 

はあとちゃくらさん おはようございます!

1-1=0これは抽象。1が具体的に何を表しているのかはわからない。

でもそこに鳥が登場した途端、抽象が具象になる。
具象の世界はそれぞれの子どもが自由にイメージする世界。
鳥と聞いて羽の色や周りの景色がイメージできる子どもと、何もイメージできず「鳥でなくても1-1=0にきまってるよ」と言って終わってしまう子ども。

この差はとても大きいと思います。
残念ながら学校での勉強では、偶然でしか数学の楽しさは味わえない・・・、本当はすべての子どもが味わえるはずなのに残念です。

数学者ってあの無機質な数式に美を感じるらしいですね。
私はそこまで数学の良さはわかりませんが、子どもには小学生の間、十分に算数の楽しさを味わってもらいたいなと常々思っています。

素敵な本ご紹介いただきありがとうございました(*^_^*)
早速読んでみます♪
  • posted by みなみのまま 
  • URL 
  • 2014.08/26 08:41分 
  • [Edit]
  • [Res]

みなみのまま様 

みなみのままさん、おはようございます!

今の算数の教科書は、私が使っていた小さくて2色刷り(?)のものではなく、絵本のようにフルカラーで大版になりました。
しかし、その中身を見ると、これでいいのだろうか、という思いが払拭できません。

どんな文章題も、全て線分で表され、そこから数式を求めるように誘導されています。
でも、その線分で、いったいどれだけの子どもたちが理解できるのでしょうか? イメージできるのでしょうか?
無機質な線分に、余計に混乱をする子どもたちも少なくはないでしょう。

そして、問題数がなんと多いことか!!
教科書の練習問題、応用問題、それだけでも多いのに、さらに計算ドリル、ただたくさん問題が並んだプリント・・・・・・。
これでは、算数を嫌いになれ、と言っているようなものです。
文科省は、本気で、全ての子どもがあの教科書でわかるようになれると考えているのでしょうか。
あれで全て解けるのは、ほんの一握りの子どもたちだけです。そして、できない子たちは、自分がアタマが悪いからだと思ってしまう。

もっと、問題数を厳選し、子どもたちがゆっくり取り組めるようにして欲しいと、切に願っています。
どんな教科であれ、ゆっくりと味わう時間があってこそ、自分でもっとやってみよう、という活力が湧くものです。
その味わう時間こそが大切な筈なのに・・・・・。

『博士の愛した数式』には、数を探求することの面白さ、神秘さが描かれています。
教科書には書かれていない数学の言葉も出て来て、とっても興味深いですよ^^
もちろん、人間模様も、丁寧に描かれています。
  • posted by はあとちゃくら 
  • URL 
  • 2014.08/26 10:36分 
  • [Edit]
  • [Res]

みなみのまま様 

上記のコメント、一部訂正です。
6行目「どんな文章題も全て線分で・・・」と書きましたが、全てではありません。簡単な絵もありますね。失礼いたしました。
  • posted by はあとちゃくら 
  • URL 
  • 2014.08/26 16:47分 
  • [Edit]
  • [Res]

Comment_form

管理者のみ表示。 | 非公開コメント投稿可能です。

ご案内

プロフィール

はあと・ちゃくら

Author:はあと・ちゃくら
FC2ブログへようこそ!
RIN・・・中1の娘
RON・・・小5の息子
私・・・心と身体に良いものに興味があります。アートセラピスト、ドリームセラピストでもあります。

てんとう虫がうろちょろするブログパーツ(Twitter連携可)

最新記事

右サイドメニュー

検索フォーム

ブロとも申請フォーム

QRコード

QR