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5歳のRONと ピアジェの実験

遠山啓 著 『数学入門』 を読んでいます。

そこに、心理学者ピアジェの実験が載っていました。学生時代、心理学の講義で出てきました。ことさら面白く感じもせず、そんなものか、という受け取り方でした。

余談ですが、日本の大学での心理学は、実験心理学が主流です。実験を繰り返し、統計をとるというやり方です。
私にはそれが面白いと思えませんでした。
大学卒業後、ユング心理学に出会い、これぞ心の学問!!と、ときめきました。
ユング心理学は、日本人として初めて、河合隼雄先生がスイスのユング研究所で学ばれ、1965年、京都大学で日本に紹介されたものです。

でも、子どもを実際に育ててみると、つまらないと思えたピアジェも、意味が違って見えてきます。

ピアジェの実験では、5歳8ヶ月の一人の子に、いくつかの花びんと花を与え、花を1本ずつ花びんにたてさせた後、花を束ねてどちらが多いかたずねる。と、子どもは、花びんの方が多いと答える。花は、束にしているので、少なく見えるのだということです。

5歳1ヶ月のRONに、この一対一対応をしてみました。
砂場で遊んでいた時だったので、緑の葉5枚と、茶色の葉3枚を並べて、
緑組のはっぱ と、茶色組のはっぱ が手をつなぐよ。」
と、一対一対応をして見せ、
「どっちが多い?」とたずねると、
みどりぐみのはっぱ」と答えました。
「じゃあ、緑組のはっぱは、茶色組のはっぱより何枚多い?」
「わかんない」

室内で、わなげ5つ と 、鉛筆5本 で一対一対応させた後、鉛筆を束ねて持つと、
1回目は「えんぴつがおおい」と言い、
2回目は「わかんない」
3回目は「おなじ」と、一対一対応の意味をつかみました。
ピアジェの実験とは違い、RONは、初め「えんぴつがおおい」と、束ねた方を多いと答えましたが。


「ある集合を二つ以上に分割しても数が変わらない」
ということも、ピアジェによると、4、5歳の子どもにはわからず、6、7歳でわかるとのこと。
分割すると、5歳6ヶ月の子は、元の数より多くなったという。それは、いれものが二つになったことに惑わされたからだ、とのこと。

これも、RONにやってみました。
ケースに入ったペンを、少し別のケースに移しかえてみます。
「ペンの数は少なくなった?多くなった?変わらない?」
「すくない」
これは、移しかえた方のペンしか見ておらず、移しかえたペンと、元のケースとどちらが多いか、と聞かれたのかと思ったようでした。これは、私のたずね方がよくありませんでした。

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